アフリカの環境問題への対応に貢献する事業・技術

ダイナミックな成長過程にあるアフリカは、同時に、気候変動への適応、天然資源の持続可能な管理、環境汚染の防止・対応、生物多様性の保全、防災の主流化など様々な環境関連のチャレンジに直面しています。

環境問題に適切に対応し、気候変動に対しても強靭ないわゆるグリーンな成長の実現を支援することは、横浜宣言の基本テーマであり、また１０月に採択された水銀に関する水俣条約の外交会議においても、日本政府は途上国の環境汚染対策に積極的な支援を行うことを表明しています。アフリカの環境問題への対応はその中心課題の一つでもある水資源の管理をはじめとして、日本の経験、とくに官民連携による対応やこれまでに蓄積され、さらに新たに生み出されつつある様々な技術やノウハウが活用される可能性が高い分野です。

本欄では、アフリカの経済・社会の実情に適合しつつその環境問題への対応に貢献するような民間主導あるいは官民連携の様々な事業や、このような試みにも関連するODAによる技術協力等のモデルケース、開発支援や民間の事業においてアフリカにおいても有効に活用することが期待できる新たな技術・ノウハウなどについての紹介があれば掲載します。