アフリカビジネスをサポートする人材育成

アフリカ開発において日本が力を注ぎまた貢献が求められている分野の一つが人材育成です。TICAD　Vにおいては、安倍総理は「安倍イニシャチブ・アフリカの若者のための産業人材育成イニシャチブ」を発表され、日本へ学びに来る若者のため、大学や、大学院での教育に加え、インターンシップとして働く機会を5年で1000人に提供するプログラムの創設を発表されるとともに、今後5年間に3万人のジョブにつながる「産業人材」の育成に乗り出すことやPPP推進のためのアフリカの行政官の招聘などを表明されました。

このように、今後アフリカビジネスをサポートする人材育成に貢献するスキームが充実することが期待されますが、まさにこの分野は日本のビジネスに関わる方々の経験知が伝わることが重要であり、スキームへの日本人専門家、企業の参加による官民連携が大きく発展していくことが期待されます。

本欄では、官民連携による人材育成スキーム整備（民間セクター主導の成長をサポートするような公的部門の人材育成も含む）の進展状況やその実施状況に関する情報を中心として掲載しますが、同時に、そもそもビジネスの拡充自体が人材育成につながるので、TIVAD Vで紹介されたような「トヨタケニアアカデミー」をはじめとする、アフリカ進出企業の人材育成への取り組みへの具体例、モデルケースの紹介があれば積極的に掲載します。

また、アフリカ人の人材育成と異なるテーマでありますが、アフリカビジネスに携わることを志す日本人や、日本留学・滞在経験をもつアフリカ人などの採用、雇用確保、及び人材育成も、アフリカビジネスの進展に関しては重要な課題です。アフリカビジネス・事業に従事する人材の募集などの掲載要請があれば、本欄の中の「アフリカビジネス人材の募集」コーナーに掲載します。